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この装置では,電磁力を用いて,金属の板やパイプなどの接合を行っています.右側の装置に電気を蓄えて,左側のワークスペースにあるコイルに瞬間的な大電流を流すことで,電磁力を発生させます.この電磁力により金属板やパイプを高速で飛翔・衝突させることで,接合を行うことができます.
接合にかかる時間は数マイクロ秒という極短時間であり,接合後すぐに接合材に触れても熱を感じることはありません.
このように,銅とアルミといった異材の接合もこのマシンで行うことができます.
衝撃圧接の研究では,このような数値解析ソフトを用いたシミュレーションを行っています.
我々はいくつかのシミュレーションソフトを使い分けることで,接合中の熱伝導の解析なども行っています.
数マイクロ秒という,非常に短い時間の中で生じる観測不可能な現象のため,このようなシミュレーションによる解析は必要不可欠です.
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